【運行管理者ドライバー必見】冬のトラック必需品リストと安全対策。雪道での立ち往生を防ぐ運送業の備え

1. はじめに
冬になると、大雪や吹雪によって車が立ち往生するニュースが増えます。
特に運送業の方は、事前に情報を取得し、ルートを慎重に選んでも、雪道でのトラブルは避けられない課題です。
しかし、万が一に備えて最低限の食料や防寒グッズを車に常備しておけば、いざというときに安心できます。
今回は、雪道で立ち往生したときに役立つアイテムを紹介します。
2. 立ち往生に備えるべき必需品リスト
① 食料・飲料(非常時に備える)
雪道での立ち往生は数時間~場合によっては24時間以上続くこともあります。
そのため、寒さで体力を消耗しないためにも、食料と飲料の備えは必須です。
また、事故や故障などのトラブル時にも役立つため、普段から積んでおくと安心です。
✅ 水(500ml x 3本 / 2L×1本)
・1人につき1日1.5Lが目安。冬でも脱水症状に注意!
・普段から2Lの水を1本だけでも積んでおくと安心。
✅ 賞味期限が長く、腹持ちがいい食料がおすすめ。
・カロリーメイト・プロテインバー(手軽でエネルギー補給しやすい)
・羊羹(高カロリー)
・ナッツ類(腹持ちがいい)
・おにぎり・パン(1食分余分に買っておく)
私がドライバーとして現場に行っていた頃は、常に1食分おにぎりかパンを余分に購入していました。
トラックには、非常用に柿ピーとプロテインバーを常備していました。
不思議なことに、現場に着く頃にはいつも無くなっており、非常食なのに毎日購入していました。
② 防寒対策(極寒を乗り切る)
車内はエンジンを止めるとすぐに冷え込むため、低体温症を防ぐためにも防寒対策は必須です。
✅ 毛布・寝袋(できれば防寒性の高いもの)
✅ 使い捨てカイロ(手足の血流を守るために重要)
✅ 厚手の靴下・手袋・帽子(末端の冷え対策)
✅防水手袋(雪かきには防水性の手袋が必須です)
✅アルミシート(サバイバルシート):(安い、小さい)
③ 車内装備品
長時間の立ち往生では、トイレや燃料の消費、バッテリー切れなどのリスクもあります。
以下のアイテムを準備しておくと、さらに安心です。
✅ 携帯トイレ(長時間の立ち往生に備えて)
✅ 懐中電灯・LEDランタン(夜間の視認性を確保)
✅ モバイルバッテリー(スマホの充電切れ対策)
✅ 薬(頭痛薬、下痢止め、絆創膏)
④車外装備品
✅ タイヤチェーン(急な積雪に備えて)
✅ 24v対応ブースターケーブル(バッテリー上がり対策)
✅ けん引ロープ(トラックの総重量に対応したものを選んでください)
✅ スコップ(アルミ製やスチール製)
✅ 砂利や砂(スタック時の脱出用)
⑤ その他の注意点
トラックでは確率は高くありませんが、排気ガスに含まれる 一酸化炭素が車両の空気取り入れ口から車内に入り込み、危険な状態になる 可能性があります。
そのため、排気口周辺の除雪をこまめに行い、定期的に換気して車内の空気を入れ替えることが重要 です。
3. まとめ
冬の雪道で立ち往生すると、想像以上に過酷な状況に直面します。
食料・飲料、防寒具、救助アイテムをあらかじめ車に常備しておくことで、動けない間のストレスを軽減できます。また場所や状況によっては生存率が大幅にアップします。
また、食料と水は常備しておくことが理想的です。
✅ 最低限準備すべきアイテムチェックリスト
【車内に常備するもの】
□ 水(500ml x 3本 / 2L×1本)
□ 非常食(カロリーメイト・プロテインバーなど)
□ 毛布・寝袋
□ 使い捨てカイロ
□ 厚手の靴下・手袋・帽子
□ 防水手袋(雪かき用防水の手袋)
□ アルミシート(サバイバルシート)
□ 携帯トイレ
□ 懐中電灯・LEDランタン
□ モバイルバッテリー
□ 常備薬(胃薬・頭痛薬・風邪薬など)
【車外に常備するもの】
□ タイヤチェーン
□ 24v対応ブースターケーブル
□ けん引ロープ
□ スコップ
□ 砂利や砂(スタック対策)
社内での、冬の対策にチェックリスト(PDF)をご参考にご利用ください。
冬の運転は、事前の準備が命を守るカギ!
しっかり備えて、安心安全なドライブを心がけましょう!🚛❄️


